クラウドファンディングの準備を進める中で、多くの人が悩むのがプロジェクトページの文章です。
「何から書けばよいのか分からない」「自分の思いをうまく文章にできない」「長い説明でも読んでもらえるのか不安」と感じる人も多いでしょう。
プロジェクトページでは、熱意を伝えることも大切です。しかし、思いを長く書くだけでは、支援者が判断するために必要な情報が伝わらないことがあります。
支援者が確認したいのは、主に次の内容です。
- 誰が実行するのか
- 何を実現したいのか
- なぜその取り組みが必要なのか
- 支援金を何に使うのか
- 実現できる根拠や体制があるか
- どのようなリターンを受け取れるか
- いつ商品やサービスが提供されるか
- どのようなリスクがあるか
文章の巧みさよりも、こうした情報を分かりやすい順番で伝えることが重要です。
この記事では、主に購入型クラウドファンディングを対象に、タイトル、冒頭文、背景、実行者プロフィール、資金使途、リターン、スケジュール、最後のお願いまで、プロジェクトページの構成と書き方を例文付きで解説します。
注意
掲載できる表現、必要項目、画像の仕様、公開後に修正できる内容はプラットフォームによって異なります。実際にページを作成するときは、利用するサービスの最新の掲載ルール、審査基準、利用規約を確認してください。
クラウドファンディングのページで伝えるべきこと
プロジェクトページの役割は、実行者の思いを紹介することだけではありません。
支援者が内容を理解し、自分で支援するかどうかを判断できる情報を提供することが目的です。最低限、次の5つを明確にします。
- 何を実現したいのか
- なぜ今取り組むのか
- 誰が実行するのか
- 支援金を何に使うのか
- 支援後に何が起こるのか
何を実現したいのか
ページの最初で、プロジェクトの目的を具体的に示します。
悪い例:
私たちの長年の夢を実現するため、 クラウドファンディングに挑戦します。
改善例:
地域の空き店舗を改装し、 子どもが放課後に安心して過ごせる 無料の学習スペースを作ります。
「誰が・誰のために・何を・どこで・どのような状態にしたいのか」を整理すると、目的が伝わりやすくなります。
なぜ今取り組むのか
背景は、次の順番で説明すると理解されやすくなります。
- 現在どのような状況があるか
- 誰がどのような問題を抱えているか
- 既存の方法では何が不足しているか
- 今回のプロジェクトで何を変えたいか
数字、統計、アンケート結果を使う場合は、出典、調査時期、対象者数、調査条件を確認します。限られた事例を全体の傾向のように書かないようにしましょう。
誰が実行するのか
支援者は、企画の内容だけでなく、最後まで実行できる人物や体制かどうかも確認します。
- 実行者の活動内容
- プロジェクトとの関係
- 関連する経験や実績
- 製造先や協力先との調整状況
- チームメンバーの役割
- 必要な許可や資格の準備状況
- 問題が起きたときの連絡体制
経歴を並べるだけでなく、今回の企画と経験をつなげて説明します。
支援金を何に使うのか
「開発費」「活動費」だけでは、使い道を判断できません。可能な範囲で項目別に示します。
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 商品開発費 | 500,000円 |
| 初回製造費 | 800,000円 |
| 梱包・発送準備費 | 200,000円 |
| 写真撮影・ページ制作費 | 150,000円 |
| 予備費 | 100,000円 |
プラットフォーム手数料や決済関連費用を考慮していることも説明します。
目標金額の計算方法は、クラウドファンディングの目標金額の決め方で詳しく解説しています。
支援後に何が起こるのか
支援からリターン提供までの流れを示します。
募集終了 ↓ 最終仕様の確定 ↓ 製造・準備 ↓ 検品・梱包 ↓ 順次発送・提供 ↓ 活動報告
提供時期だけでなく、途中の工程、予定変更時の連絡方法、プロジェクト完了後の予定も書きましょう。
支援されやすいプロジェクトページの基本構成
基本構成は次のとおりです。
- プロジェクトタイトル
- メイン画像
- 冒頭の要約
- 実現したいこと
- 背景と解決したい課題
- 実行者の経験と体制
- 商品・サービス・活動内容
- リターン
- 資金使途
- 実施スケジュール
- リスクと注意事項
- 最後のお願い
1.プロジェクトタイトル
対象者、場所、作るもの、解決したい課題などから、重要な要素を入れます。
地域の空き店舗を改装し、 子どもが放課後に過ごせる学習スペースを作りたい
2.メイン画像
画像では、完成する商品、実現したい場所、利用する人、実行者、プロジェクトの目的などが伝わるようにします。
文字を詰め込みすぎず、スマートフォンでも読める量に絞ります。試作品や完成イメージの場合は、その旨を本文でも説明してください。
3.冒頭の要約
次の4点を短くまとめます。
- 実行者
- 解決したい課題
- 実現すること
- 支援金の主な使い道
はじめまして。地域で子どもの学習支援を行っている〇〇です。 私たちは今回、放課後に安心して過ごせる場所が少ないという課題を受け、 空き店舗を活用した無料の学習スペースを作ります。 支援金は、店舗の改装費、机や教材の購入費、 開設準備費に使用します。
4〜12.本文と最後のお願い
冒頭で示した目的を、背景、解決策、実行体制、資金使途、リターン、スケジュールの順に詳しく説明します。
最後は、プロジェクトの目的と支援によって実現することを短く振り返り、支援や情報共有への協力をお願いします。
プロジェクトタイトルの作り方
タイトルは、一覧ページやSNSで最初に見られる要素です。読んだ時点で、何を実現する企画なのかが分かる状態を目指します。
一目で内容が分かるタイトルにする
次の要素から重要なものを組み合わせます。
- 作るもの・提供するもの
- 解決したい課題
- 対象者
- 地域
- プロジェクトの特徴
- 実現したい状態
悪い例:
私たちの夢を実現したい 新しい挑戦を応援してください 地域を元気にするプロジェクト
改善例:
規格外の果物を活用し、 地域の新しい特産ジャムを作りたい
一人暮らしの人でも保管しやすい 小型の防災セットを開発したい
抽象的な言葉だけにしない
「夢」「挑戦」「未来」「笑顔」「地域活性化」などを使う場合は、具体的な行動や完成物と組み合わせます。
子どもが無料で本を読める 地域の小さな図書スペースを作りたい
数字や「初」の表現には根拠を持たせる
人数、削減量、満足度、「地域初」「日本初」「世界初」などを使う場合は、確認可能な根拠が必要です。
実現できるか分からない数字や、調査していない比較表現は使いません。
タイトルの基本形
対象者 + 課題 + 解決方法 地域 + 活用するもの + 作るもの 従来の不便 + 新商品の特徴 場所 + 対象者 + 施設
情報を詰め込みすぎず、詳細は本文で説明します。
冒頭文の書き方
冒頭文では、長い経歴よりもページ全体の結論を先に伝えます。
冒頭に入れる4項目
- あいさつと実行者
- 解決したい課題
- 実現するもの
- 支援金の主な使い道
はじめまして。 防災用品の企画を行っている〇〇です。 私たちは、一人暮らしの部屋では防災用品を保管しにくいという課題を受け、 小型で持ち運びやすい防災セットを開発します。 支援金は、最終試作、初回製造、検品、 梱包資材の準備に使用します。
特徴ではなく利用後の価値も示す
軽量でポケットが多いバッグを開発します。
よりも、次のほうが利用者にとっての価値が伝わります。
仕事道具を整理しやすく、 通勤時の荷物を軽くできるバッグを開発します。
冒頭ですべてを説明する必要はありません。詳しい背景、仕様、経歴、資金内訳は後の見出しで説明します。
プロジェクトの背景と課題を書く
背景では、強い思いだけでなく、確認できる事実と準備状況を示します。
課題を具体的な場面で説明する
子どもの居場所が不足しています。
だけではなく、具体的な状況を書きます。
保護者が帰宅するまで、子どもが一人で自宅にいる家庭があります。 既存施設は利用できる曜日や人数が限られており、 希望しても利用できない場合があります。
課題を大きく見せすぎない
次のような断定や不安をあおる表現は避けます。
- このままでは地域がなくなる
- すべての家庭が困っている
- 今支援しなければ手遅れになる
- この商品がなければ危険である
確認できる範囲で説明し、既存の取り組みや関係者も不当に否定しないようにします。
数字には調査条件を付ける
利用者アンケートでは90%が必要と回答しました。
と書く場合は、次のように対象を示します。
当団体の学習支援に参加した保護者20人へアンケートを実施し、 18人が「常設の学習場所があると利用したい」と回答しました。
調査日、対象者、母数、実測か推計かを確認してください。
これまで試したことを書く
- 試作品の制作
- 小規模な販売
- 利用者アンケート
- 期間限定イベント
- 製造先や工事会社への相談
- 必要な許可の確認
準備や検証を示すことで、思いつきだけの企画ではないことを伝えられます。
なぜ自分が取り組むのかを書く
実行者の経験と、今回の企画をつなげます。
私は3年間、地域の子ども向け学習支援に携わってきました。 保護者から「平日にも利用できる場所がほしい」という声を受け、 常設の学習スペースを作る準備を始めました。
企画との関係が薄い経歴や自分語りは減らし、必要性と実行可能性が分かる情報へ絞ります。
商品・サービスの魅力を伝える
特徴から利用後の変化まで書く
特徴 ↓ その特徴によってできること ↓ 利用者にとっての変化
8つの収納部分に仕事道具を分けられるため、 必要な物をすぐに取り出せます。 本体は約500グラムを目標とし、 毎日の通勤で持ち歩きやすい設計を目指しています。
誰に向いているかを示す
- 収納場所の少ない部屋に住んでいる人
- 初めて防災用品を準備する人
- 必要な物の選び方に迷っている人
- 持ち出しやすさを重視する人
対象外の用途や対応できない内容も明記すると、支援後の認識違いを防げます。
比較は条件をそろえる
| 比較項目 | 比較対象の例 | 今回の商品 |
|---|---|---|
| 重量 | 約1キログラム | 約500グラムを予定 |
| 収納方法 | 大きな収納部 | 8つの仕切り |
| 想定利用者 | 家族向け | 一人暮らし向け |
比較対象、測定条件、出典を確認し、他社商品より優れていると根拠なく断定しないようにします。
開発状況を正確に伝える
「試作中」「最終仕様を調整中」「製造先と量産条件を確認中」など、現在の段階を示します。
確定していない色、素材、性能、納期を完成済みのように書かないでください。
写真や図を文章と一致させる
- 商品全体と使用場面
- サイズ比較
- セット内容
- 試作品の変化
- 現在の施設と完成イメージ
- サービスの利用手順
試作品や完成予想図には、「試作品」「完成イメージ」などの説明を付けます。画像に写っていてリターンに含まれない付属品も明記します。
効果や性能を断定しない
「必ず効果がある」「誰でも成果が出る」「絶対に壊れない」といった表現は避け、確認できる性能やテスト結果の範囲で説明します。
購入型クラウドファンディングのリターンは、内容によって消費者契約法、景品表示法、商品・サービス固有の規制が関係します。約束した物品やサービスは、掲載した内容どおり提供する必要があります。
実行者プロフィールの書き方
プロフィールでは、有名な経歴よりも、今回のプロジェクトを実行できる経験と体制を示します。
信頼につながる情報
- 関連する業務や活動の経験
- 試作、販売、イベントの実績
- 製造や運営の準備状況
- チームメンバーと役割
- 外部協力先との調整状況
- 支援者への連絡と報告方針
商品開発が初めてでも、製造会社、専門家、経験者とどのように不足を補うかを説明できます。
チームの役割を示す
| 担当 | 役割 |
|---|---|
| プロジェクト責任者 | 全体進行、支援者対応 |
| 商品開発担当 | 仕様設計、製造先との調整 |
| デザイン担当 | ロゴ、パッケージ、ページ制作 |
| 発送担当 | 検品、梱包、配送管理 |
| 会計担当 | 資金管理、支出記録 |
確定していない協力先を、正式な参加者のように掲載しないようにします。
写真と権利に配慮する
実行者、チーム、活動中の様子が分かる写真は信頼材料になります。
ただし、参加者、顧客、子どもなどが写る場合は、掲載許可とプライバシーへ配慮してください。外部企業名やロゴを掲載するときも許可を確認します。
資金使途の書き方
資金使途は、「この金額が集まることで何が実現できるのか」が分かるようにします。
項目別に示す
| 項目 | 金額の例 |
|---|---|
| 最終試作費 | 200,000円 |
| 初回製造費 | 800,000円 |
| パッケージ制作費 | 150,000円 |
| 梱包・発送準備費 | 200,000円 |
| 写真撮影・ページ制作費 | 150,000円 |
| 予備費 | 100,000円 |
| 合計 | 1,600,000円 |
概算の場合は、その旨を明記します。
固定費と変動費を分ける
固定費の例
- 試作費
- デザイン・撮影費
- 金型・設備費
- 会場費
- 許可申請費
変動費の例
- 商品原価
- 梱包資材
- 送料
- 個別対応費
- 支援者ごとの印刷費
支援数が増えると、原価や送料も増えます。目標金額には、想定支援件数分の変動費も含めます。
予備費と超過分の使い道を書く
予備費は、材料価格の変動、不良品、再発送など、想定している用途を説明します。
目標を超えた支援についても、追加製造、品質確認、設備改善など、プロジェクトと関係する範囲で示します。
リターンの紹介文を書く
本文でも主なリターンを紹介し、どのような人に向いているかを伝えます。
記載する情報
- リターン名
- おすすめする支援者
- 内容と数量
- 支援金額
- 数量上限
- 送料
- 発送・提供時期
- 利用期限
- 他のプランとの違い
【早割・100個限定】新商品1点 新商品をまず1点試したい方向けです。 国内送料込みで、募集終了から約4か月後に順次発送します。 初回生産分のうち、早期に発送できる100個を用意しています。
似たリターンがある場合は、表で違いを示します。
| リターン | 支援金額 | 内容 | 数量 | 発送時期 |
|---|---|---|---|---|
| 超早割 | 8,500円 | 新商品1点 | 30個 | 終了から3か月後 |
| 早割 | 9,000円 | 新商品1点 | 70個 | 終了から3か月後 |
| 通常 | 10,000円 | 新商品1点 | 200個 | 終了から4か月後 |
| 2点セット | 18,000円 | 新商品2点 | 100組 | 終了から4か月後 |
リターンの種類、価格、早割、数量上限の決め方は、クラウドファンディングのリターンの作り方をご確認ください。
比較価格と限定表示に注意する
「通常価格より○円お得」「○%OFF」などの表示には、比較対象となる価格と条件の根拠が必要です。
数量限定は、在庫、生産能力、手作業の対応件数など、実際の理由に基づいて設定します。根拠のない「残りわずか」「今回限り」などで支援を急がせるのは避けましょう。
スケジュールの書き方
工程を積み上げる
| 工程 | 期間の例 |
|---|---|
| 最終仕様の確定 | 14日 |
| 材料調達・製造 | 60日 |
| 輸送・納品 | 20日 |
| 検品 | 10日 |
| 梱包・発送準備 | 10日 |
| 予備期間 | 20日 |
| 合計 | 134日 |
製造完了日を発送日にせず、検品、不良品対応、梱包、配送会社への引き渡しまで含めます。
年月を具体的に書く
実際のプロジェクトページでは、募集終了月、製造開始月、発送予定月などを具体的に示します。
早割と通常プランで時期が異なる場合は、リターンごとに分けてください。
遅延リスクと報告方法を書く
- 原材料の入荷遅れ
- 製造設備の不具合
- 不良品の発生
- 海外輸送や通関の遅れ
- 工事や許可の日程変更
- 悪天候や会場都合
すべてを列挙する必要はありませんが、特に起こり得るものと連絡方法を示します。
原材料の調達や製造状況により、 発送時期が変更になる可能性があります。 変更が判明した場合は、 活動報告と登録メールアドレスへの連絡でお知らせします。
支援をお願いする文章の書き方
最後は、次の3点を簡潔にまとめます。
- 何を実現するのか
- 支援によって何が変わるのか
- どのような協力をお願いするのか
このプロジェクトでは、 地域の空き店舗を改装し、 子どもが放課後に安心して過ごせる場所を作ります。 取り組みに共感していただけましたら、 ご支援または周囲の方へのご紹介にご協力いただけるとうれしく思います。 支援金の活用状況と準備の進捗は、 活動報告で継続してお伝えします。
「支援しなければ悪い結果になる」と感じさせる表現や、実際以上に大きな効果を約束する表現は避けます。
支援が難しい人に向けて、SNSでの共有や関心のある人への紹介も案内できます。
読みやすいページにする方法
- 一つの段落では一つの内容を伝える
- 一文へ情報を詰め込みすぎない
- 内容が分かる見出しを付ける
- 特徴や条件は箇条書きにする
- リターンや費用の比較には表を使う
- 写真の直後に説明を付ける
- 同じ内容を繰り返しすぎない
- 太字や色付き文字を使いすぎない
- スマートフォンで表示を確認する
横幅の広い表は、列を減らす、複数の表に分ける、箇条書きへ変更するなどの対応を検討します。
プロジェクトページでよくある失敗
結論が最後まで分からない
冒頭で、実行者、目的、支援が必要な理由、主な資金使途を示します。
思いだけが長い
熱意に加えて、課題、準備状況、実施方法、費用、体制、提供時期を示します。
資金使途が曖昧
「活動費」「開発費」だけでなく、項目別の金額や割合を示します。
実行者の情報が不足している
実行者名、活動内容、経験、チーム、協力先、報告方針を掲載します。
リターンや提供時期が分かりにくい
内容、数量、送料、発送時期、利用期限、対応地域を明記します。
画像と文章が一致していない
画像に含まれていてリターンに付属しない物、試作品、完成イメージ、仕様変更の可能性を説明します。
リスクを書いていない
製造遅延、仕様変更、工事やイベントの日程変更など、判断に関係するリスクと対応方針を示します。
誇張や根拠のない比較を使う
「必ず成功する」「日本で唯一」「100%安全」「誰でも成果が出る」といった表現は、客観的な根拠がない限り使用しません。
公開後に直せばよいと考える
公開後に変更できる項目はプラットフォームごとに異なります。
たとえばCAMPFIREでは、公開後も本文やメイン画像などは再申請により変更できますが、タイトル、目標金額、募集期間、既存リターンの編集・削除などは変更できません。限定数も公開後は変更できないため、公開前の確認が重要です。
そのまま使えるプロジェクトページのテンプレート
1. あいさつ・自己紹介 2. 今回実現したいこと 3. プロジェクトを始めた背景 4. 解決したい課題 5. 商品・サービス・活動の特徴 6. 実行者の経験と体制 7. 資金の使い道 8. リターンの説明 9. 実施スケジュール 10. リスクと注意事項 11. 最後のお願い
冒頭のテンプレート
はじめまして。 〇〇を行っている△△です。 私たちは今回、〇〇という課題を解決するため、 △△を実現するプロジェクトを立ち上げました。 支援金は、〇〇、△△、□□に使用します。
資金使途のテンプレート
支援金は、次の費用に使用します。 ・〇〇費:〇円 ・△△費:〇円 ・□□費:〇円 ・予備費:〇円 手数料と決済関連費用を考慮して、 目標金額を設定しています。
リスクのテンプレート
原材料の調達や製造状況により、 発送予定が変更になる可能性があります。 変更が生じた場合は、 活動報告とメールでお知らせします。
テンプレートは、実際の背景、数字、体制、条件へ置き換えて使用してください。
公開前のプロジェクトページチェックリスト
内容と実行体制
- □ 誰が何を実現するプロジェクトか冒頭で分かる
- □ なぜ必要なのかを事実とともに説明した
- □ これまでの準備や検証を示した
- □ 実行者の経験とチームの役割を書いた
- □ 製造先や協力先の状況を正確に書いた
- □ 必要な許可、届出、資格を確認した
商品・資金・リターン
- □ 商品やサービスの仕様と対象者を説明した
- □ 試作品と完成品の違いを示した
- □ 資金使途を項目別に示した
- □ 原価、送料、手数料、予備費を考慮した
- □ リターンの内容、数量、送料、提供時期を明記した
- □ すべてのリターンで赤字にならないか確認した
- □ 上振れしても提供できる数量に設定した
表現と権利
- □ 数字、統計、アンケートの出典と条件を確認した
- □ 効果や成果を根拠なく保証していない
- □ 「初」「唯一」などの表現に根拠がある
- □ 比較価格の条件を確認した
- □ 架空の限定性を作っていない
- □ 写真、人物、ロゴ、商標の使用許可を確認した
- □ AI画像や完成予想図を実物と誤認させない説明を付けた
スケジュールと表示
- □ 募集終了後の工程を示した
- □ 検品、梱包、発送、予備期間を含めた
- □ 外部業者の納期を確認した
- □ 遅延時の連絡方法を書いた
- □ スマートフォンで本文、表、画像、リンクを確認した
- □ 公開後に変更できない項目を確認した
- □ 最新の掲載基準と禁止事項を確認した
クラウドファンディングの書き方に関するよくある質問
プロジェクトページは何文字くらい必要ですか
絶対的な正解はありません。文字数を増やすより、目的、背景、実行体制、資金使途、リターン、スケジュール、リスクが不足なく伝わることを優先します。
顔写真は掲載したほうがよいですか
実行者の顔や活動状況が分かる写真は、誰が取り組むのかを伝える材料になります。掲載が難しい場合は、制作中の様子、チーム写真、活動風景なども検討できます。
資金使途はどこまで詳しく書きますか
支援者が主な使い道を理解できる程度まで項目を分けます。細かな消耗品を一円単位で並べる必要はありませんが、大きな支出とプロジェクトの目的との関係を示してください。
長い文章でも読んでもらえますか
長さよりも、冒頭の要約、見出し、短い段落、表、写真によって必要な情報を探しやすくすることが重要です。
AIを使って文章や画像を作ってもよいですか
構成、下書き、誤字確認には活用できます。ただし、数字、性能、実績、資金使途、発送時期、許可、協力先などは実行者自身が確認してください。
AI画像は、実物の商品写真や完成済み施設と誤認されないように「完成イメージ」「イメージ画像」などと明記します。
公開後に文章を変更できますか
サービスによって異なります。本文を変更できても、タイトル、目標金額、募集期間、既存リターンなどを変更できない場合があります。公開後の修正を前提にせず、事前に確認してください。
リスクも書く必要がありますか
支援判断に影響するリスクは記載します。不確定な点と対応方針を示すことは、支援者が理解したうえで判断するために必要です。
まとめ|支援者が判断できる順番で情報を伝える
クラウドファンディングのプロジェクトページでは、文章のうまさだけが重要なのではありません。
支援者が必要な情報を理解し、自分で支援するかどうかを判断できるページにすることが重要です。
- 冒頭で実行者、目的、課題、資金使途を要約する
- 背景、解決策、実行体制を順番に説明する
- 特徴だけでなく、利用者にとっての価値を書く
- 資金使途を項目別に示す
- リターンの内容、数量、送料、提供時期を明確にする
- スケジュールに予備期間を設ける
- 数字、比較、効果、限定表示に根拠を持たせる
- リスクと変更時の連絡方法を示す
クラウドファンディング全体の進め方は、クラウドファンディングの始め方をご確認ください。
目標金額を計算する方法は、クラウドファンディングの目標金額の決め方で解説しています。
リターンの種類、価格、早割、数量上限については、クラウドファンディングのリターンの作り方をご確認ください。
参考にした公式情報
- 日本政策金融公庫「ソーシャルビジネスとクラウドファンディング」
- 消費者庁「優良誤認とは」
- 消費者庁「有利誤認とは」
- CAMPFIRE「公開後にプロジェクト内容は変更できますか」
- CAMPFIRE「リターンに限定数を設定できますか」
- Makuake「サポーターへ不利益が生じる価格設定で一般販売を行うこと」
※公式情報は2026年8月3日に確認しました。実際の掲載時点で最新情報を再確認してください。



